ESETでWindows 11の仮想デスクトップが黒い画面になる原因と解除方法【ブラウザー画面の保護】

Windowsの仮想デスクトップでESETブラウザ保護の画面がすべてのデスクトップに同時表示される現象を説明するアイキャッチ画像

複数の仮想デスクトップを使っていたら、何もアプリを開いていないデスクトップまで画面が埋まっていた……なんてことありませんか?

ESETの「ブラウザー画面の保護」は、ブラウザ画面のスクリーンショット・録画・画面共有を制限するプライバシー保護機能です。

筆者はデスクトップ1にブラウザを3つタイル表示した状態でPCを使っていたのですが、ふとデスクトップ2・3に切り替えてみると「なんじゃこりゃ」状態になっていました。

何もアプリを置いていないはずの仮想デスクトップに、デスクトップ1と同じ位置にESETの保護画面がドーンと表示されていたんです。これは使い物になりません……

原因はESETの「ブラウザー画面の保護」という機能でした。この設定を無効にするだけでスッキリ解消できたので、同じ症状で困っている方向けにめもしておきます。

目次

この記事でわかること

  • 仮想デスクトップにESETの保護画面が表示される原因
  • 「ブラウザー画面の保護」とはどんな機能か
  • 設定を無効にして症状を解消する手順

発生環境

項目名称バージョン
OSWindows 11 Home25H2(26200.8457)
セキュリティソフトESET Internet Security 19.1.12.0

何が起きていたか

今回の症状は、以下のような状態として発生することがあります。

  • ESETの黒い保護画面(オーバーレイ)が表示される
  • 仮想デスクトップを切り替えても黒い画面が残る
  • ブラウザを開いていないデスクトップでも表示される
  • スクリーンショットや画面共有ができない
  • ESETのブラウザー保護メッセージが消えない

筆者はデスクトップ1にブラウザを3つ、全面にタイル状に並べた状態で使用でしています。この状態で他の仮想デスクに切り替えると、どの仮想デスクトップも下の画像のようになっていました。

ESET Internet Securityのブラウザー保護機能により、ブラウザー画面の保護が有効となっていてスクリーンショットが黒く表示されているWindowsデスクトップ画面
ESETのブラウザー保護が有効な場合はブラウザー画面を正常にキャプチャできません

ESETの黒いオーバーレイがそのままの位置・サイズで他の仮想デスクトップにも表示されてしまっていました。メッセージはこんな内容です。

ESET INTERNET SECURITY プライバシー保護のため、ブラウザー画面の保護が有効になっている間はブラウザー画面のスクリーンショット、録画、共有はできません。

仮想デスクトップで何か作業しようとしても画面が占領されてしまうためあデスクトップ上のアイコンがクリックできません。最小化ボタンがないので個別に最小化できないのでなんだかなぁ、です。一応Win+D等で全部最小化することはできましたが、これでは非常に不便です。

フォルダーの背景表示が変になることもあります。詳しくはこちらで紹介しています。

原因:「ブラウザー画面の保護」とは

この現象の原因はESETの「ブラウザー画面の保護」機能のようです。

「ブラウザー画面の保護」はブラウザ上でスクリーンショット・録画・画面共有が行われるのを防ぐプライバシー保護機能です。ブラウザを開いている間は画面上にオーバーレイを表示して保護状態を示しています。

ただ、複数の仮想デスクトップを使っている場合にそのオーバーレイが何故か他のデスクトップにも描画されてしまうという挙動になっているようです。ESETは長年使用していますが、こんな現象になったのは初めてです。筆者環境ではWindowsかESETの更新後に発生した可能性がありますが、ESET公式の既知事象として確認できたわけではありません。同じ症状でも原因が異なる可能性があります。

解決方法:ブラウザー画面の保護を無効にする

ESETのブラウザー画面の保護機能を無効化する手順は下記のとおりです。ESETのバージョンによっては表示が異なっていっているかもしれません。

Step
ESETを開く

タスクトレイのESETアイコンをダブルクリックするか、スタートメニューから「ESET Internet Security」を開きます。

Windows 11のスタートメニューからESET SecurityまたはESETバンキングとブラウジング保護を起動する場所を赤枠と矢印で示した操作説明画像
スタートメニューまたはタスクバーからESETの設定画面を開きます
Step
設定画面に移動する

左メニューから「設定」を選択し「セキュリティツール」を開きます。

ESET Internet Securityの設定画面で左メニューの設定を選択し、セキュリティツール項目を開く場所を赤枠と矢印で示した操作画面
設定メニューからセキュリティツールを開いて詳細設定を進めます
Step
ブラウザー画面の保護をオフにする

「ブラウザー画面の保護」のトグルをオフに切り替えます。

ESET Internet Securityのセキュリティツール画面で、ブラウザーのプライバシーおよびセキュリティ機能のトグルスイッチを赤枠で示した設定変更画面
ブラウザーのプライバシーおよびセキュリティ設定を必要に応じて切り替えます
Step
期間を指定して適用する

機能をOFFにしようとしているのに何故か「ブラウザー画面の保護の機能を有効にしますか?」と聞かれます😂😂😂
今回は無期限に無効化させたいので「永久に無効にする」を選択して適用します。永久になんてヘビーな文言していますが、再度有効にすることはもちろん可能です。

ESET Internet Securityでブラウザー画面の保護を無効化する確認ダイアログが表示され、無効化期間の選択と適用ボタンの操作箇所を赤枠と矢印で示した画面
無効化する期間を選択して適用をクリックします

無効にする前に知っておきたいこと

「ブラウザー画面の保護」をオフにすると、ブラウザ画面のスクリーンショット・録画・画面共有に対するESETの保護が無効になります。

気になる方向けに整理するとこんな感じです。

状態内容
オン(デフォルト)ブラウザ画面のキャプチャ・録画・共有をESETが制限する。仮想デスクトップにオーバーレイが表示される。
オフ(今回の設定)ESETによるブラウザ画面への保護制限が解除される。仮想デスクトップへの描画もなくなる。

画面共有をよく使う方(Web会議でブラウザを共有する方など)はもともとオンのままだと支障が出るケースが多いので、オフにしても実害は少ないかもしれません。

また、ESETのブラウザー画面の保護についての詳細は公式の解説ページも参考にしてみてください。

ESET公式 – ブラウザーの画面のプライバシー保護について

Q&A

設定を変更しても仮想デスクトップの表示が直らない

一度ブラウザをすべて閉じてから再度開くと反映されることがあります。それでも直らない場合はESETを再起動(タスクトレイから「ESETを停止してから再起動」)するか、PCを再起動してみてください。

ブラウザー画面の保護を無効にするとセキュリティ的にまずい?

ESETの他の保護機能(ウイルス検知・フィッシング対策など)は引き続き有効です。「ブラウザー画面のスクリーンショット・録画・共有の制限」という特定の機能だけがオフになります。通常の使用であれば問題ない場合がほとんどですが、気になる方はESETサポートにも確認することをお勧めします。

特定のブラウザだけ保護を外すことはできる?

ESET Internet Security 19.1系では「ブラウザー画面の保護」はブラウザ単位での除外設定は見当たりませんでした。機能全体のオン/オフのみです。

一時的に無効化できる?

できます。ESETのバージョンにより変わるかもしれませんが、執筆時点では下記が選択可能です。「永久に無効にする」を選択しても、再度有効にすることはできます。

  • 10分間一時停止
  • 30分間一時停止
  • 1時間一時停止
  • 4時間一時停止
  • 再起動まで一時停止
  • 永久に無効にする

他のWindowsトラブル対処法もまとめています。

まとめ

  • 仮想デスクトップにESETの黒い保護画面が表示されるのは「ブラウザー画面の保護」機能が原因だよ。
  • 設定は 設定 > セキュリティツール > ブラウザー画面の保護 をオフにするだけだよ。
  • オフにしてもESETの他の保護機能は有効なままだよ。
  • 同じ症状で悩んでいる方の参考になればうれしいです。
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