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Eclipseのブレークポイント設定|トリガー・条件付き・ヒットカウント

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普段ここで中断させたい!という単純な用途で使うことが多いブレークポイントですが実はいろいろと設定項目があったりします。今回Eclipseでのブレークポイントの設定について解説します。

開発環境:Pleiades All in One Eclipse 2025-09

トリガー・ポイント

トリガー・ポイント

一言でいえば「そのブレークポイントが他のブレークポイントを有効化するためのスイッチ」として動きます。

ONにするとそれ以外のブレークポイントが待機状態となりデバッグ実行時に中断されなくなります。設定したトリガー・ポイントを通過すると、待機状態だったブレークポイントがアクティブに切り替わりそれ以降通常通りのブレークポイントとして機能します。

また、トリガー・ポイントは通過するとブレークポイントとしてOFFの状態となり以降中断されなくなります(手動でONにすることも可能です)。このOFFの状態は処理終了時にONに復帰してくれます

ヒット時に実行を継続

トリガー・ポイントは普通のブレークポイントのようにふるまいますので、デバッグ実行時に該当のポイントで中断されます。これはデフォルトでは「スレッドの中断」の設定になっているためです。

「ヒット時に実行を継続」をONにすると中断されることなくそのまま進みます。

Disable on hit

ONにすると通過した際に該当のブレークポイントがOFFの状態となります。このOFFの状態は処理が終了しても自動的にONとなならずOFFのままです。この項目は何故か日本語化されてないですね。

ヒット・カウント

指定した回数に到達した時に中断されます。例えば10と設定すると10回目の通過時に中断されるようなイメージです。プログラムあるあるですがこの時の1回目は1です、0ではないです。

ヒット・カウントで中断した際該当のブレークポイントが自動的にOFFとなります。処理終了後にONに復帰します。

スレッド/VMの中断

ブレークポイントのビューではヒット・カウントの子の設定のようにみえますが、どちらかというと全体的な設定になります。

スレッドの中断

対象になったブレークポイントを実行しているスレッドだけが一時停止し、同じVM内の他のスレッドはそのまま動き続けます。

複数スレッドで動くアプリのとき、「このスレッドの動きだけ観察しつつ他のスレッドは動かしたままにしたい」場合に向いています。

VMの中断

ブレークポイントに到達した瞬間そのVMで動いている全てのスレッドが一斉に停止します。

バックグラウンド処理などで勝手に状態が変わると困る場合や「今の瞬間の全体状態を完全に止めて見たい」時に有用です。

条件付き

名前の通りですが、この項目は条件式の指定とセットを使用します。条件式は下記イメージの赤枠の箇所で指定します。

Eclipseのブレークポイントビュー

‘true’の時に中断

ブレークポイントに到達したときに条件式を評価し結果がtrueとなった場合に中断します。

値変更時に中断

ブレークポイントに到達したときに条件式を評価し前回評価時と比べて評価結果が変わっている場合に中断します。

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